あらすじ
他国の要人暗殺計画を探っていた男が殺された。
男が死ぬ間際に言い残したダイイングメッセージを聞いた女の娘が誘拐されて、警察に話すと娘の命はないと脅迫される。
娘を救出して要人暗殺を未然に防ぐことを目的に、娘の父母が探索の手を広げていく。
登場人物
・ボブ(ベティの父)
・ジル(ベティの母、クレー射撃の名手)
・ベティ(ボブとジルの娘、誘拐される)
・クライブ(ボブとともに探索をする相棒)
感想
モノクロ映画なのだが、画像が少し粗くて人物の顔の判別がつきにくかった(似たような髪型はやめてくれ、余計わからん)。
タイトルが「暗殺者の家」となっていたから、暗殺者の家に何らかの理由で閉じ込められて、スリリングな脱出劇が展開されるのだろうと思って観たが、全然違った(暗殺者の家が出てくるのは物語の後半だけ)。
「木を隠すなら森の中」の逆で、暗殺者ファミリーの家が教会なのがよかった。
また、暗殺者ファミリーの居所を突き止めて警察を呼んだクライブが、「(風体が)怪しいやつ」として、逆に警察に連れていかれたのが面白かった。
物語は、ジルが「子供を持つと射撃の腕が落ちる」といった内容の台詞を言って、クレー射撃大会の決勝で敗けるあたりから始まる。
そしてラストシーンに、暗殺者の家の屋上をつたって逃げ出そうとする娘の近くまで、追手が迫っているシーンがあるのだが、警察官の誰もが銃で追手に狙いをつけられないでいたにも拘わらず、ジルが娘を助けるために追手を銃で見事に撃ち落としたシーンは伏線がすごいと思った。
あともう一回観ると、もっと色々と気づくところがありそうだが、面倒いから観ない。